2013年7月28日日曜日

2013年 第8回公演 CHITEDZE

 7月27日(土)、PICOの前半戦最終日を僕の任地、CHITEDZE(チテゼ)で迎えました


 この日は僕たちPICOメンバーにとって特別な日・・・
前半戦の最終日として、いい形で終わるための日でもありましたが、去年から主役のサイとエンスを演じてきた2人が裏方に周り、新サイ&エンスのお披露目となる日だったのです〜






 いろいろなことが重なり、2人が合わせて練習を始めたのがこの日の前日の夜、そして当日の朝だけと、たった数時間の練習しかできませんでしたが、普段から前任のサイとエンスの動きを勉強し、空いた時間で個人で少しずつ練習していたようです




直前まで練習に練習を重ね・・・



きっと、演じた2人も裏方の僕たちみんなもはらはらドキドキでいつもより長く感じた公演でしたが、無事にここでも大成功で終えることができました!




 また、新しい試みとして、PICOの公演の前座として、青少年活動の隊員による日本文化紹介のちょっとしたワークショップ(日本のあいさつ、歌)が行われました。
 僕も含め、青少年活動の隊員も多くこのPICOに帯同して活動をしています。職種は違えど、いろいろなところでお互いに学びあいながら協力して活動できることに、毎日楽しさを感じながらPICOに関わらせてもらっています。




 この公演にて、PICO初代のメンバーはもちろん、今まで最前線に立って主役を演じてきた2人も裏方にまわり、サイ&エンス、Dr.PICOと新しい3人の役者がそろい、本当に新生PICOのスタートとなりました。
 役者の3人も、今までの流れを受け継いだキャラクターに加え、自分のオリジナルな表現を加えていき、ますますPICOが成長し、マラウイの多くの子ども達に科学の面白さ+αをあたえていくと思います。
 僕たち裏方も含め、みんなでこのPICO FACTORYをより良いものとしていきたいです。


 さて、今日から1週間ほどPICOの公演も中休み。ゆっくり休憩して、また練習して、8月3日からの南部&中部公演を乗り越えていきたいと思います〜




             【本日の投稿者プロフィール】

==============================================


薄衣俊輔 (うすぎしゅんすけ)
平成24年度3次隊 マラウイ 青少年活動
ンジェワTDC 配属
学区内の11の小学校を巡回し、音楽、体育、図工
などの情操教育分野の指導、放課後活動の活性化
に取り組み活動中
PICOの音響担当





 

2013年7月27日土曜日

2013年 第7回公演 Enfeni


第7公演目は北部ツアーの最終公演地Emfeniです。
朝6時頃にJenda Lodgeを出発、いざ目的地へ。
舗装されているメインロードからすぐにダートに入り、ひたすら走り続けました。
到着したのは、オーガナイズしてくれた隊員さんの任地よりさらに離れたデンデーヤという田舎の町にある教会でした。

会場までの走行時間はなんと二時間。


さらになんと...



会場に入ってみると屋根の一部がない!!!

このように天から光が差し込む青空PICOはこの2年間の演じてきた中で初めてです。


人もたくさん来てくれました。
晴天のおかげで楽しいPICOの雰囲気作りができました。
お日様に感謝です。



ショーが終わって、見に来てくれた人たちと記念写真。
今回で我々二代目SciEnceのコンビによるPICOは最後となりました。
三代目のSciEnceにも期待大です。




お馴染みのレモンの炙り出し実験をトライしたSOFINAちゃん。
ぼくの変顔と共に一枚。パシャリ。
実験をしている時の子どもは緊張しつつも好奇心に満ちた表情をし、成功して拍手喝采を浴びたときにはまさにヒーローになったような気分。
小学校教諭としてこのようなかたちで子どもと関わることができたことは本当に私にとってとても貴重な経験になりました。
単純に実験を見せるのではなく、現地人の生活に関連したストーリーの中で実験を行います。実はサイエンスが彼らの身近にあるということを子どもたちに気づかせることがねらいでもあります。
私たちはさらにパントマイムによって実験の不思議さや面白さを表現しなくてはなりません。時に言葉を越えたコミュニケーションは我々に現地人の日常をどれだけ理解しているのか。また、それを彼らに伝わりやすいように大きなリアクションや表現方法をどうしたらよいか研究しているか。
などなど...
ショーをしつつ、観客の反応を見て。反省の日々です。
子どもはある意味私たちにとっての評価者ですね。
これからも現地人の目線で楽しく学べるショーを続けていきたいです。




==
本日の投稿者

村橋 裕(むらはし ゆたか)2代目Sci (PICO Factory 2012&2013)
23年度1次隊 マラウイ 小学校教諭
リロングウェ教員養成校 配属
配属校にて理科技術・情報技術の授業を担当。
附属小学校のアドバイサー。
運動会の開催、教員対象の音楽ワークショップの開催。
現地教員と様々な科目の学習内容に関わる情報共有に取り組む。




2013年7月26日金曜日

2013年 第6回公演 Edingeni

「Science とPublic Healthのコラボレーション」

今回のPICOは、エディンゲニ配属の公衆衛生(Public Health)隊員さんの活動と共演でした。


最初に、公衆衛生隊員から "6 FOOD GROUPS"の説明がありました。
マラウイでは"6 FOOD GROUPS"というものを使って、いろんなものをバランスよく食べましょうと啓発しています。
"6 FOOD GROUPS"とは、
1.主食
2.油
3.動物性食品
4.豆
5.野菜
6.果物
のことです。(写真右側の机の上)


実は、PICOの実験では6 FOOD GROUPS全ての食品を使っているのです!!

まず、
1.主食(米釣り実験)

2.油(混ざらない液体)

3.動物性食品(卵乗り)

4.豆(浮き上がるボール)

5.野菜(紫キャベツの指示薬)

6.果物(レモンあぶり出し)


こんな感じで、実験と彼らの日常生活が繋がるよう工夫されてます。

これを機会に科学の面白さに気づいて、Science好きな子供たちが増えますように!



=================================================

本日の実験紹介

2.油(混ざらない液体)

をコップにれてどんなにかきまわしても、時間がたつとに浮き、分離してしまいます。このようなことがきる理由は、に溶けないからです。さらに、さがちがいます。そのため、いくらかきまわしても、いつのまにか分離してしまうのです。
この実験結果、日本では当たり前だよって思われる方多いと思います。しかし、マラウイの子供たちの反応は良く、「おっおお~」「イィ~」と毎回驚いています。





















平塚 千都(ひらつか ちさと)
23年度1次隊 マラウイ 理数科教師
ントゥンボ中高等学校 配属
配属校で生物の授業を担当するほか、
教師対象のWorkshopの開催、実験室建設のサポート、
ビリラ地区の中高等学校を巡回し、現地教員たちと
理数科教育環境の改善に取り組む。

2013年7月25日木曜日

2013年 第5回公演 Rumphi

第5公演目 「風の谷ルンピ」

今回の公演はルンピ。
PICO factoryツアー最北端。
ムズズ公演後、北へ約一時間、小川沿いの道、そこはまるで東北の田舎のよう。
ルンピのロッジで一泊し翌日朝、
会場の「ブンバプライマリースクール」へ。

さっそく会場設営&集客
子供たちも集客に動員。
初めて使うメガホンに初めは恥ずかしそうにしつつも
すぐにノリノリで集客を手伝ってくれました。

子供たちの手伝いもありお客さんの集まること集まること・・・・・・



開始前、会場の入り口はもうライブ会場状態!! 



会場は満員で外から立ち見になってしまったお客さんも多数、
外からでも真剣な眼差しで見てました。



もしかしてこんなに外国人を多く見るの初めて?
「怖くないよ、泣かないでね」



満員御礼 約500人
PICO factory史上最高動員数!
公演終了後に実験に興味を持ち内容の質問に来る子供もいました。
サイエンスは楽しいと感じてもらえた瞬間ではないでしょうか。
ショーをやったかいが感じられ、とてもうれしかったです。

ルンピ公演も大成功!
オーガナイザーの方々本当にありがとうございました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
本日の実験紹介。

粉塵爆発

自転車のポンプに漏斗をつなぎ、漏斗の中に小麦粉を入れます。ポンプから送られた空気が小麦粉を空中に押し出した所で火をつけると爆発します。

でもなんで普段爆発しない小麦粉が爆発するの?
小麦粉を粉にし空中に散布することにより体積に対する表面積(小麦粉が酸素に触れる面積)の占める割合(比表面積)が大きくなります。
そのため空気中で周りに十分な酸素が存在すれば、燃焼反応に敏感な状態になり、火気があれば爆発的に燃焼するわけです。
これは日本の製粉工場でもたまに事故になる現象です。
火があがった瞬間子供たちの口から漏れる驚き声。
「イーーーッ!!」
きっと彼らの中でかなり印象に残る実験の一つだと思いました。

【本日の投稿者プロフィール】
==================================================


見島拓自(みしま たくじ)
23年度2次隊 理数科教師。
ンポンダス中高等学校 配属
配属校にて物理化学、数学の授業を担当。
マンゴチ地区の公立中高校を巡回し視察、授業を行う他、
教員のためのワークショップも開催。
配属校ではWorld Study Club(社会科ディベートクラブ)の顧問も担当。

2013年7月24日水曜日

2013年 第4回公演 Mzuzu

PICO Factory 4日目。

今日は4公演目、場所はムズズ(Mzuzu)。
朝6時。 寒い、寒い・・・の声を聞きながら起きる。
ほんとに寒い。
同じマラウイでも地域によって気温が全然違うことを実感する。


町から車で走ること30分、
朝8時前に会場のエクエンデニ中高等学校に到着。


さっそく、
みんで会場設営。
まずは車から全部の舞台セットを出して、 会場に運ぶ。
ドライバーのMr. IIzaacも一緒に手伝ってくれる。

机と椅子を配置して、 ポールを立てて、幕を張る。
舞台上で使うものを整理して、
毎回作らないといけないものは作って、
机の上に並べていく。



4公演目になるとみんなの手際もいい。
会場の大きさや形は場所によって、もちろん違う。
子供たちが良く見れるようにと、
ああしよう、こうしようと話しながら
てきぱきみんなで動いて
準備完成。



10時過ぎ、 開演。
子供が150人くらい、大人が50人くらい来てくれた。
子供たちの反応は良くって
よく笑う。

劇中での自分の役は、 Dr.PICOという博士。
現地語であるチェワ語を使って、子供たちに実験の解説を行う。
このチェワ語をしゃべることには四苦八苦。
でも、 台本を見つつも
なんとか子供たちがうなずいてくれるくらいには しゃべれるようになってきた。


子供たちの驚く顔が見れると
してやったり!とうれしくなる。

最後の締めの実験が失敗して、
子供たちをきょとんとさせてしまったけれど
子供たちに楽しんでもらえたみたいでよかった。



そして、 子供達だけではなく
来てくれた学校の先生や、村の人達からも                                                               
「面白かった」「また来てほしい」と言う声をもらうことができて、
とてもうれしく思う。

PICO FACTORYで行う実験は、
特別な器具や薬品を使うことなく
地元で手に入るものでできる。

もし、
この公演を見に来てくれた子供達や先生達が、
自分の手でこの実験をやって、
科学って面白いんだ!と思ってくれれれば、
こんなにもうれしいことはないなぁと思う。



さて、今日はこれからさらに北上して 明日はルンピでの公演。
さー、明日も頑張りますよ~
 
                                
                 


【本日の投稿者プロフィール】
==================================================











 


来島孝太郎(きじまこうたろう)
24年度2次隊 マラウイ、理数科教師。
カブドゥラ中高等学校 配属。
配属校で物理化学の授業を担当するほか、
課外活動としてサイエンスクラブの活動を行う。
また、近隣学校間のつながりを強化すべく活動中。
今年のPICO FACTORYより、Dr.PICO役に初挑戦中。
Blog: polar-is.petit.cc
=====================================================

2013年7月23日火曜日

2013年 第2・3回公演 Kawulira/Champhila

今日から6日連続公演の北部ツアーがスタートしました。
そして、初めから山場の午前・午後の1日2公演。

朝6時半にロッジを出発です。
1公演目のKawuliraへは、オフロードを行くこと30分。

車からの眺めはこんな感じ。
マラウイの穏やかな景色です。





教会を会場として借りての公演。
子どもたちによりよく見てもらうには、よりうまく伝えるには、と、
座った子どもたちからの目線、
明るさや背景の色による実験の見え方、
…いろんなことを考えてセットを組み立てる位置や会場の使い方を考えます。





また、演じる内容としても、
子どもたちとのインタラクションの方法、タイミング、
無声劇でのストーリーや実験の表現の仕方、などなど、考えることは尽きません。

会場内ではそんな最終打ち合わせ、
会場の外では地域を回っての集客や、集まってきた子供たちとのアクティビティです。


そして、準備が整い、いざ開演。

初回公演を踏まえて、
バージョンアップを図った第2回公演。

移動中も台本読みをし続けてきたDr. PICO役の来島さんは、
ぐっとスキルアップしてました。
周りのメンバーも、レンタカーのドライバーIsaacもみな同感です。




子どもから大人まで、田舎の小さな地域、Kawuliraの人たちが集まった
アットホームな感じの公演となりました。
おもに子どもたちに向けてのショーではありますが、
とくにここカウリラでは、大人のみなさんも、すごく楽しんでくれ、
良い雰囲気を作って子どもたちを一緒に盛り上げてくれました。









PICO factoryの公演では、実験を見せるだけでなく、
子どもたちの中から、その場で実験にトライしてくれる子に出てきてやってもらうのですが、
今回はなんと、手を上げてくれていたおばあちゃんに、
あぶり出しの実験に挑戦してもらいました。
(実際は子どもたちを促すのためにあげていてくれたよう。)


おばあちゃん、あぶり出しに挑戦です。





おなじみの、レモン汁で文字を書いた紙(初めは文字は透明で見えません)を、
火であぶると文字が現れるという実験です。
レモン汁の成分の方が紙よりも焦げやすいことによります。

マラウイでは「バウラ」と呼ばれる七輪が民家の普段使いのものとして
とっても一般的なものなので、それを使ったあぶり出しの実験はぴったりです。





サポート係のメンバーと共に、おばあちゃんが紙に書いた文字は「T」。




(終わった後におばあちゃんと撮った写真。)

おばあちゃんのあぶり出しトライには、みていた村のみなさんも拍手喝采。
とても素敵な瞬間でした。




そんなあたたかな空気の中でこちらも楽しませてもらったKawulira公演を終え、
一気にセットを撤収し、2公演目のChampiraへ移動。
オーガナイザーをしてくれる任地の隊員さんがバイクで誘導してくれました。

2年前も同じ会場で公演を行っていたPICO factory。
まだ私が加わる前のことですが(マラウイについた直後でした)、
とても雰囲気の良い公演だったと話を聞いていました。

その公演を見ていたというおじさんから、
「またきてくれたんだね。」と、声を掛けられました。
その時のメンバーとはみんな入れ替わっていることを伝えたところ、
(Dr. PICO役の隊員さんをみて)「Dr. PICOはこんな風だった、同じだ。」と言われました。
「人は変わったけれど、同じプログラムです。」と伝えたところ、
驚かれながらも喜んでいただけました。
こうして、ちょっとずつ、マラウイに浸透していってくれたら幸いです。


第1公演(Ching'ombe)、2公演(Kaulira)の反省や感触を踏まえて、
また少し進化したChamphila公演。

開演前に行った会場の外でのアクティビティで暖まった空気でスタート。






一個目の実験からとても良いリアクション。
やはりいくつか実験のハプニングはありながらも、
メンバーみんなのちょっとずつの向上がひとつのショーとしての成長を生み、
いくつかのポイントで、観客からのリアクションがしっかり起こり、
「うん、伝わってる」と思える瞬間が多くなってきた気がします。

任地がChamphilaの隊員さんの誕生日だということで、
お祝いのスペシャルプログラムもつけての公演となりました。
(フェノールフタレインで"Happy Birthday"の文字を出してもらいました。)





…と、無事1日2公演を気持ちよく乗り切り、
明日の公演地、北部で一番大きな都市、Mzuzuに移動。
約3時間の旅。広がる森と、夕陽と、大きな月をみながらの道中です。
こんな移動も、今年はレンタカーでの移動だから簡単になせる業です。

そしてMzuzu以北は過去2年のキャラバンでは回れたことのない地域。
新たな地域へ広げられることはなんだか嬉しいこと。

さあ、まだまだ残り5日の前半戦、がんばります。


【本日の投稿者プロフィール】



==
新江梨佳(あたらし えりか) 23年度1次隊
マラウイ、理数科教師 ンサル中高等学校配属。
配属校で生物学の授業を担当するほか、
サイエンスクラブや近隣学校間の連携作りなど、
周囲の生徒・教員を巻き込んでの活動に取り組む。
PICO factoryでは、女の子Ence(エンス)役で2年間の参加。
blog: http://ameblo.jp/atarashierika
==