2013年8月11日日曜日

2013年 第15回公演 Mitundu


南部ツアーを終え、しばらく帯同していなかったため、久し振りのPICOが我が、ミトゥンドゥでした。この日を楽しみに待っていました!

ミトゥンドゥはリロングウェ中心地から車で40分程しか離れていないものの、電気や水道が利用しにくく、また、この学区にはおよそ10,000人を超える小学生が通っている人口の多い地域でもあります。比較的商店なども多く、交通の便は良いものの、他の地域と同じで、様々な情報を入手する手段があまりなく、子ども達の教材となるようなものも少ない。

今日の公演で劇を見る楽しさや、理科の実験に興味を持ってもらえたら嬉しく思っていました。やはり、私は教師なので、子ども達の知的好奇心、大人たちの「知らない世界」を刺激したかったのです。


 まずは、前日。私の手製の看板を近所の子と一緒に持って歩いて、再度宣伝です。この子は恥ずかしそうに拡声器で宣伝してくれてましたが、最後の方には慣れた口調で堂々と宣伝してました。

当日は、始めは前日の予想と違って、あまり客足が伸びなかったですが、皆の協力で徐々に子ども達が集まりだしました。


こんな子も・・  さんざん行った宣伝の効果?!   どうやら「サイエンスショー」を「サイエンスコンピティション」だと思って、作品を作って持ってきてくれた子もいました。何げに、かなり精巧でした。

子ども達の楽しくも真剣に参加する姿に、ホッとするやら、嬉しいやら・・本音です。
こんなに生き生きとした様子が見れてピコに来てもらって良かったぁ~。
総勢200名位の入場者でした。


聴く時は聴く、ケジメをつけて見入ってました。真剣な表情って良いですねぇ。


入りきれない子は窓から乗り出して見てました。「見たい・知りたい」っていう気持ちの現れですかねぇ。体調不良で休養をとっていた石川さんも張り切って復帰しました。


ちょっと新しい試み・・ 日本の学校ではよくありがちな光景ですが、ショーの終わりに、子供代表からのお礼の言葉を言ってもらいました。緊張しながらも、ちゃんと言ってくれました。

ショーも無事終わり、隣接する我が家で記念撮影です。皆、飛んでます。

食事は4種類のおかずとシマでした。うちの住宅警備員たちの渾身の昼食でした。皆さん、ご苦労様、そして、ありがとうございました。


初めて、うちの任地にこうした協力隊員の巡回ツアーに来てもらいました。他の会場の時はあまり感じませんでしたが、自分の任地となると、何だか責任やらプレッシャーを感じてしまって、妙に疲れました。でも、心地よい疲れでした。

普段なかなか見ることのない、実験と劇、頭と心をフルに使う機会でした。こうした取り組みは、確かにすぐには結果や成果は出ないかもしれません。我々の自己満足となることも有り得ます。しかし、こうした「草の根」レベルの活動を地道に行うこと(協力隊員ならではの強み)以外に、将来の明るいマラウイは望めません。
とても手作り感があり、意味深く、それでいて地味で、しかし革新的な活動だと思いました。


中田 貴之(なかた たかゆき) 24年度1次隊
マラウイ、青少年活動隊員、ミトゥンドゥ教師研修センターに配属。
主にExpressive Artsにおける教員への助言・指導をしたり、放課後のクラブ活動の運営をしている。今回は、ショーの前に会場に子供たちを集めたり、日本紹介、裏方の黒子などを担当している。


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