2014年8月3日日曜日

【PICO factory 2014】 スタート!

【科学の楽しさをマラウイの子ども達に伝えたい】

 その想いを胸に、2011年より青年海外協力隊としてアフリカのマラウイに派遣されている隊員が始めたPICO factory

 毎年7、8月に学校の学期休み期間に、理数科教師の隊員を中心に、青少年活動隊員や、多くの隊員達がPICO factoryの一団として、マラウイを北から南へ横断しながら、地域の学校やホール、難民キャンプにおいて【科学実験を用いた劇】を行っています。



 日本の子ども達は、学校での授業や生活、家庭ではテレビや漫画本、インターネットや、音楽、劇などの公演など様々なことに触れ、いろいろな学問や娯楽に触れる機会が多く、知らず知らずに知識や表現方法を身につけていくことができます。

 例えば学校では、理科の授業で実験を行ったり、音楽で楽器を演奏したり、歌を歌ったり、体育で様々なスポーツを経験したり、図工で絵を描いたり、物を作ったり。それらを受けて、「サッカークラブに入りたい!」「ピアノ教室に通いたい!」「将来は宇宙飛行士になりたい!」「気象予報士になりたい!」「歌手になりたい!」「建築家になりたい!」などなど、いろいろな夢を持ち、それにむかって進んでいくことができます。

 しかし、マラウイでは学校に十分な教材(教科書、楽器、スポーツ用具など)もなく、満足に授業を進めたり受けたりすることができなかったり、家庭でもテレビやパソコン、もとい電気すらなく、外部からの刺激を受ける機会があまりなく、「◯◯◯をやりたい!」「◯◯◯になりたい!」と思える子どもが少なく、また自分の将来のビジョンを持っていても、日本などの先進諸国に比べると選べる幅が少ないです。

 そういった部分を解決するために、僕たちPICO factoryは、劇形式で子ども達に「科学の実験」を見せたり、「表現方法(演劇、音楽など)」の一例を提示したりと、普段なかなか体験できないような時間を提供し、子ども達の興味・関心を引き出していこうと活動をおこなっています。

 

 今年は全15公演、毎回の公演でたくさんの子ども達や、子どもを育てる大人達にPICO factoryを見てもらうことで、マラウイのみんなになにかを感じ取ってもらえるような公演を行っていきたいと思います。







〜〜〜本日の投稿者〜〜〜



平成24年度3次隊
青少年活動
薄衣俊輔(うすぎしゅんすけ)

ンジェワ教師研修センターに所属し、学区内11の小学校を巡回しながら、現地教員とともに音楽、体育、図工などの情操教育分野の指導、放課後クラブの運営などを行っている。



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